ドイツスーパーカップ@ヴェルティンス・アレーナ
シャルケ対ドルトムント
0-0 (0-0)
PK4-3
フクアリからの帰宅後は来期開幕に向けて、ドイツの予習
試合内容は簡単に
開場の雰囲気はよかったし、ルールダービーらしい当たりはあっても、シーズン中ほどとは思えなかった
クロップ監督が3年目になるドルトムントはリーグを制した去年のサッカーを継続し
昨期途中からラングニックに変わったシャルケもまた昨年のチームを継続していた
開始直後からドルトムントが押し込み、シャルケは前線二人も守備に奔走
90分間シャルケが時間をかけて攻め込むチャンスはほぼなかったが、
シャルケはなんとかゴールを守りきった
逆にドルトムントはチャンスを何度も作りながら、最後はシャルケ守備陣と
ノイアーの後釜のフェールマンのファインセーブに防がれた格好
PKはどうでもよかったので見ていません
ドルトムントの攻撃のすごい所は、一言で言えば「速さ」である
この試合も一度攻撃のスイッチが入ったら、下げて組み立てなおすことはしない
全員ゴールを目指して走るし、ボールもゴールに直結するように動く
縦への速さが圧倒的である
同時に守備においても「速さ」は圧倒的である
全体の守備意識やプレッシャーのかけ方が共有されている
高い位置からのプレッシャー→ボール奪取→カウンター
の繰り返しであるが、ここまで訓練されると脅威である
「攻撃は最大の防御」であると同時に「防御は最大の攻撃」である
昨年王者ドルトムントはここ数年チームの軸であったシャヒンが移籍し、どうなるかと思っていたが、
さすがに今のチームを作り上げただけあって、埋め合わせは全く持って心配は要らなかった
シャヒンの代役に獲得したギュンドガンはすでにチームに馴染んでいた
パスのセンスは非凡なものを感じさせたし、守備の運動量や体の強さも持ち合わせていた
前線のユニットは香川の復帰以外変更がなかった分、コンビネーションといった点でも申し分なし
バリオスが怪我で離脱らしいが、代役のレバンドフスキ1人でどこまで持つかというところが不安要素
一方でシャルケも昨年度後半から採用していたボランチを2人置いた4-4-2を継続していた
ボランチにドイツユース世代で中軸を担ってきたホルトビーをおき、
左MFにはドラックスラーと若手を並べた
個人的な注目でもあったホルトビーであったが、チームが守備に追われていたこともあるが、
攻撃面での特徴をほぼ発揮できずに終わった
1度だけゴール前まで突破を見せるシーンがあったが、それを見る限りもう1列前で使った方が良さが出るだろう
補強ポイントであった左SBとGKはそれぞれフクスとフェールマンの活躍もあり一安心というところだろう
フクスは積極性や闘争心があり、25歳で代表のキャプテンになるだけのことはあるなぁと思わせるプレーぶり
素直にいい補強したなぁと思ってしまった
去年のシャルケ最大の武器であった右サイドのファルファン・内田のホットラインは二人とも
欠場したが、ここをどう生かすかが今後の変更点だろうか?
バリオスもファルファンもそうだがコパ・アメリカに出ていた選手のコンディションは不安である
ドイツだと意外と多いよね、ゲレーロとかもそうだし
両者共に昨年からの積み上げや補強による埋め合わせは恙無く行われたことは評価できる
勝ったのはシャルケだが、試合を圧倒したのはドルトムントだろう
今年もリーグをリードするのはドルトムントだろうが、どこかで新しい武器が必要になるかもしれない
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